公開講演会・刊行物アーカイブ
産業化学に関する知識の普及活動として、年2回公開講演会を開催しておりました。対象として神奈川県下を中心に諸官公庁、大学、短大、専門学校、小中学校、病院、公共団体、私企業等に対し案内状を発送すると共に新聞紙上に広告し、当研究所講堂において開催しておりました。 第81回をもちまして、今後の講演会は中止させて頂きます。
公開講演会記録
- 2015年11月6日 第81回 「ノーベル賞に輝いた小さな生き物の物語」
講師に日本大学生物資源科学部 教授 農学博士 上田賢志先生に、日本人には馴染み深い味噌・醤油、漬物や日本酒などの発酵食品に加え、抗生物質などの医薬品の生産に「小さな生き物(微生物)」が重要な働きをしています。本公開講演会では、ノーベル医学生理学賞に輝いた北里研究所・大村智先生のご業績をはじめ、日本で花開いた微生物研究の数々をご紹介頂きました。
- 2015年5月22日 第80回 「ひとを泣かせないタマネギの話し」
講師にハウス食品グループ本社中央研究所 研究主幹 農学博士 今井真介先生を迎えし、イグノーベル賞を受賞した、タマネギ催涙因子合成酵素(LFS)の発見から応用研究までの顛末を企業における基礎研究の端緒から、研究の展開応用、受賞後の反響などを講演して頂きました。
- 2014年10月29日 第79回 「糖鎖のはなし・レクチンのはなし」
講師に(独)産業技術総合研究所 首席研究員 理学博士 平林淳先生を迎えし、「糖鎖とレクチン」に焦点を当て、その基礎的な話しや注目を集めている再生医療、iPS細胞の研究領域における糖鎖の役割やレクチンの応用研究など最前線での事例などをご講演いただきました。
- 2014年5月21日 第78回 「骨の栄養と骨粗鬆症」
講師に京都女子大学 教授 医学博士 田中清先生を迎えし、「骨粗鬆症」に焦点を当て、骨折の予防に必要な栄養素(カルシウム、ビタミンD、ビタミンK)やその働きを分かりやすくしたお話しなどをご講演いただきました。
- 2013年10月25日 第77回 「京野菜とそれらの品種改良」
講師にハウス食品グループ本社中央研究所 研究主幹 農学博士 今井真介先生を迎えし、イグノーベル賞を受賞した、タマネギ催涙因子合成酵素(LFS)の発見から応用研究までの顛末を企業における基礎研究の端緒から、研究の展開応用、受賞後の反響などを講演して頂きました。
- 2013年5月28日 第76回 「おいしさを感じる脳と心の仕組み」
講師に東北大学大学院 人間科学博士 坂井信之先生を迎えし、人は“舌”ではなく、“眼”や“鼻”で「味」を判断しているという研究のお話です。これからは食物を食べる時に、“おいしさ”をより味わい深いものにする新たな視点と、よりおいしく、楽しく豊かな食事への指針を頂けるご講演をいただきました。
- 2012年11月6日 第75回 「食」でとる“マリンビタミン”
講師に東京海洋大学 特任教授 農学博士 矢澤一良先生を迎えし、「マリンビタミン」栄養学でいうビタミンに限定せず、「ビタミンのように生理活性の高い、海由来の有効成分」の機能を紹介し、体・脳・心の健康寿命を延ばすことの重要性、病気になる時期を遅らせる「予防医学」についてのお話などをご講演いただきました。
- 2012年5月25日 第74回 ヒトが食べるくすり、チンパンジーが食べるくすり
講師に福井県立大学 理事・副学長 農学博士 大東 肇先生を迎えし、“チンパンジーが食べるくすり”のお話ですが、引いては“ひとが食べるくすり”につながり、今日の“医食同源”の原点を辿るようなお話と、そのアフリカでの観察のご苦労話をまじえながらご講演いただきました。
- 2011年11月1日 第73回 口当たりと歯応えを見てみよう!(食感の見える化)
講師に明治大学農学部 准教授 農学博士 中村 卓先生を迎えし、食品のおいしさの重要である口当たりや歯応えを食品の構造を眼で見える化し、多数の顕微鏡写真や実際に食品サンプルを食べ比べて違いを実感していただきながらご講演いただきました。
- 2011年6月8日 第72回 やさしい骨と肌の話し
講師に神奈川歯科大学 理事長・歯学博士 鹿島 勇先生を迎えし、“歩く”という動作の基本となる“骨”そして“骨とお肌との関係”について
1、骨は生きている
2、史上最強のサラブレット、テイエムオペラオーの骨の中
3、骨の構造改革(骨粗鬆症の落とし穴)
4、究極の骨サプリメント
5、肌は骨を包む風呂敷(肌の構造改革)
6、肌解析システムの実演
上記の項目を中心にご講演いただきました。 - 2010年10月26日 第71回 おいしさの科学と健康
講師に京都大学大学院農学研究科 教授・農学博士 伏木 亨先生を迎えし、おいしさの感覚を構成する要因を
1、生理的なおいしさ
2、文化のおいしさ
3、情報のおいしさ
4、報酬のおいしさ
に整理し、其々の要素について具体例をあげながらご講演いただきました。 - 2010年6月1日 第70回 魚食と脂質科学の最前線
講師に東京海洋大学海洋学部 教授・農学博士 和田 俊先生をお迎えし、
1、日本を取り巻くお魚事情-食としてのお魚摂取の現状-
2、魚の脂質科学成分とその機能性-魚油と健康のかかわり-
3、日本の伝統食品の鰹節の秘密-魚の利用加工と日本の食文化-
の観点からご講演いただきました。 - 2009年10月27日 第69回 チョコレートのロマンティック・サイエンス
講師に広島大学大学院生物科学研究科 教授 佐藤 清隆先生をお迎えし、 お菓子の王様であるチョコレートと人類の出会いから始まって、チョコレートのおいしさを支えるさまざまなサイエンスについてご講演いただきました。
- 2009年5月11日 第68回 食と農-過去・現在・未来
講師に総合地球環境学研究所 副所長・教授 佐藤 洋一郎先生をお迎えし、 日本人と稲との出会いである「稲の来た道」そして文明を支える稲の未来を「稲の向かう道」としてご講演いただきました。
刊行物記録
杉山産業化学研究所年報
当研究所の研究及び調査の結果を公にするため、ならびに、当研究所が研究助成金を寄付した研究者の成果を寄稿論文として発表するために、年報を発行しておりました。 これを関連分野の国公立試験研究機関、大学、図書館などに無償で配布し、当研究所の公益法人としての研究・調査活動の一端を示して社会に役立てると共に、当研究所の概要として、業務内容、組織、施設などを紹介して参りました。平成27年年報から発行を停止ししました。
2014(平成26)年~1984(昭和59)年の年報 一覧-
木材工業技術短信
木材工業技術短信を発行し、木材関連分野の各種学会・協会、公的研究機関、大学、図書館、民間企業などに無償で配布し、当研究所の公益法人としての事業活動の一端を示して社会に役立てると共に、当研究所の概要として、業務案内、組織、施設などを紹介してきました。平成28年から発刊を停止致します。これまで、ご愛読頂き、また、ご執筆にご協力頂きました皆様に、深謝申し上げます。
2015(平成27)年~1983(昭和58)年の木材工業技術短信 一覧-
論文
木質材料切削における被削材と工具に関する研究倉田洋平
放線菌が生産する小型ラッカーゼ上田賢志
特許情報
木質材料用接着剤公開特許の概要(平成26年度)技術情報管理室
特許紹介
木材工業関連公開特許速報(平成26年1月1日~平成27年8月31日)文献紹介
最近の木材等の接着剤に関する文献(平成26年4月1日~平成27年3月31日に発表された文献)
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